福盛進也 drum solo × 石若駿 Songbook trio feat.井上銘

2018-04-09(Mon)
Start : 08:00 PM

19:30開場  20:00開演

予約:3500円 / 当日:4000円

出演:

福盛進也 drum solo ×
石若駿 Songbook trio feat.井上銘

角銅真実(vo,etc)
西田修大(g)
石若駿(p,ds)
井上銘(g)

福盛進也・・・1984年生まれ、大阪出身。ミュンヘンを拠点としECMの新星 アーティストとして活躍するドラマー及び作曲家。
2013年にミュンヘンへ拠点を移した後、自身のプロジェクトを立ち上げ進め るにあたり音楽的に理想とする二人のパートナーと出会う。フランス出身のサッ クス/クラリネット奏者Matthieu Bordenave(マテュー・ボルデナーヴ)、そし てドイツ出身のピアニストWalter Lang(ウォルター・ラング)はすぐに福盛の 音楽に対するユニークな考えやアイデアを理解し、その音楽の持つ世界観を追求 し共に創造し始める。ECMの創始者でありチーフプロデューサーManfred Eicher (マンフレート・アイヒャー)に発掘され、デビューアルバムの録音を終え20 18年初旬にリリースされる。
福盛進也は昭和歌謡を始め様々な日本の音楽とヨーロッパ(特に北欧)の音の美 学を印象的且つ理想的に融合させている。その音楽は昭和の音楽文化から生まれ た美しい旋律(そして時には第二次世界大戦後の苦しい生活の中から生まれた切 ない叙情歌)と、福盛が特に音楽を勉強するにあたり強く影響を受けたヨーロッ パの洗練された音楽との対話の形でもあり、それは現代的な室内音楽を彷彿とさ せる新たなジャズの形である。このトリオの美しい音楽の作曲やアレンジは全て 福盛が指揮しているが、ボルデナーヴの華やかで美しいライン、そしてラングの ユニークなタッチで詩的なピアノと共に福盛の自由でクリエイティブな発想のド ラムとシンバルワークが生かされ、そこには繊細でダイナミクスを多く含んだイ ンタープレイがあり、即興を生み出す空間が存在する。それはもはや、美しく咲 き誇る詩の花火のようである。
『自分のことを所謂ドラマーだと思ったことが無い。ドラマーというよりかはメ ロディを演奏するプレイヤーだと認識している。メロディは自分の音楽の中でと ても重要な要素である、シンプルで美しいメロディ。そして演奏中はいつも和音 が頭の中に存在している、それは常に和音を意識して演奏しているからであり、 コードチェンジを表現したいと思っている。タイムというのは既にそこに存在し ているものであり、それを改めてキープするのは自分の役割ではない。だから自 分の演奏そして音楽にはフリーの要素がたくさん含まれている。』
福盛は15歳でドラムを始めるまでに既にバイオリン、ピアノ、ギターを習得し ていた。ベートーベンなどのクラシック音楽や昭和フォークを聴きながら育ち、 父親の嗜好もあり10代は70年代のDeep Purpleを始めとしたロックに影響を 受ける。しかしターニングポイントはそのすぐ後、兄に連れて行かれたChick Corea New Trioのコンサートでそれまで聴いたことのない音楽に衝撃を受けジャ ズの世界にのめり込む。そしてジャズミュージシャンになることを決意した。
17歳の夏、アメリカ合衆国テキサス州に留学し一年間Booker T. Washington High School for the Performing and Visual Artsにて一般教養と共に音楽を学 ぶ。その後ダラスに残り、Brookhaven Collegeを経てテキサス大学アーリント校 にてジャズを専攻する。その間、毎朝ビッグバンドのリハーサルに参加し、それは福盛の音楽の基礎を作る上で非常に大きい経験となった。その後マサチューセ ッツ州ボストンにあるバークリー音楽大学に入学し、多くの賞を受賞し卒業をし た。卒業後、自分の思い描いている音楽を追求するにあたり、拠点をアメリカか らヨーロッパに移す。
バークリー時代にECMの音楽を聴く機会が増え、次第にECMというひとつのレーベ ルの魅力の虜となっていった。Keith Jarrettの「My Song」、Ketil Bjørnstad の「The Sea」、Eberhard Weberの「Silent Feet」、そして多くのPat Metheny Groupの音楽から多大なる影響を受けた。特にECMを代表とするノルウェーのドラ マーJon Christensen(ヨン・クリステンセン)の演奏に刺激され多くのインス ピレーションを受け、その後の福盛のクリエイティブな演奏の道しるべとなった。 そしていつしか、ECMで録音するということが夢となり目標となっていた。
その後二人の素晴らしいミュージシャン、マテュー・ボルデナーヴとウォルタ ー・ラングと共にその夢は叶えられた。そのECMでのデビューアルバムは南フラ ンスにあるスタジオLa Buissonneにてマンフレート・アイヒャーの監修のもと2 017年3月に録音された。福盛はアイヒャーのことを「4人目のミュージシャ ン」であり「常に自分たちと一緒に音楽の中にいる」と感じており、それはレコ ーディングの際のアイヒャーの創造的なアイデアやトリオに対するアプローチか らも感じることができ、トリオにとって素晴らしい影響を及ぼした。

 

 

福盛進也 drum solo × 石若駿 Songbook trio feat.井上銘

Bookings no longer allowed on this date.